測量なしでも不動産買取で売れる?
2026年07月02日
測量なしでも不動産買取で売れる?
「土地の測量をしていないけれど、売却できるのだろうか」とお悩みではありませんか。
仲介による売却では測量が求められるケースが多い一方、不動産買取なら測量なしでも売却できる場合があります。
この記事では、測量未実施の不動産を買取で売却できる理由や具体的な条件、費用面の比較、そして札幌ならではの積雪期の事情まで、実務の視点から詳しく解説します。
測量なしでも不動産買取で売却できる理由
不動産を売却する際、測量が不要かどうかは売却方法によって大きく異なります。ここでは、買取と仲介の違いから解説します。
買取と仲介で測量の扱いが異なる背景
仲介による売却では、買主は一般の個人であることがほとんどです。個人の買主は境界や面積に関するリスクを負いたくないため、売主側で確定測量を求められるのが一般的です。
一方、不動産買取では買取業者が直接購入します。業者は不動産のプロとして、測量未実施のリスクを自社で評価・対処できるため、測量なしでも取引が成立しやすいのです。
買取業者が測量なしでも引き受ける仕組み
買取業者は、登記簿面積や公図、過去の航空写真などをもとに独自の査定を行います。境界が未確定であっても、買取後に業者側の費用負担で測量や境界確認を行う体制を整えています。
つまり、測量に関する手間と費用を業者が引き受けることで、お客様は測量なしのままスムーズに売却できる仕組みです。当社でも、札幌市内や道内各地で測量未実施の物件を多数買取してきた実績がございます。
測量が不要になる具体的な条件とケース
すべての不動産で測量が省略できるわけではありません。ここでは、測量なしで買取が可能な具体的なパターンを整理します。
現況測量・確定測量が省略できるパターン
以下のような条件に当てはまる場合、測量を行わずに買取で売却できる可能性が高まります。
登記簿面積と実測面積の差が小さい:過去に分筆や地積更正が行われており、公簿面積の信頼性が高い場合
隣地との境界に明確な目印がある:ブロック塀やフェンスなどで事実上の境界が確認できる場合
過去に測量図が作成されている:地積測量図が法務局に備え付けられており、現況と大きな乖離がない場合
買取業者が公簿取引に対応している:登記簿面積を基準に取引する「公簿売買」に応じてくれる業者であれば省略可能
当社では、これらの条件を総合的に判断し、測量なしでも買取可能かどうかを無料査定の段階でお伝えしています。
境界未確定・筆界未定でも売れるケース
法務局の登記記録で「筆界未定」と記載されている土地は、仲介での売却がきわめて困難です。しかし買取であれば、業者が買取後に筆界特定制度を利用して境界を確定させることができます。
また、相続で取得した土地で境界の合意書類が残っていないケースでも、買取業者なら対応可能な場合があります。札幌市内の地下鉄沿線やJR沿線エリアでは、昭和期に造成された住宅地で境界未確定の土地が少なくありません。
こうした物件でお困りの方は、物件種別ごとの買取対応についてはこちらをご確認ください。
測量費用の相場と省略した場合のメリット・デメリット
測量を行うか省略するかの判断には、費用面の比較が欠かせません。ここでは具体的な金額とともに整理します。
測量費用30〜80万円の内訳と負担者
不動産の測量費用は、土地の広さや形状、隣地の数によって異なりますが、一般的な相場は30〜80万円です。
現況測量:15〜25万円程度。土地の現状を測るだけで、境界確定は行わない
確定測量:30〜80万円程度。隣地所有者全員の立会いのもと境界を確定させる
官民境界の確定が必要な場合:さらに10〜20万円の追加費用が発生することもある
仲介売却では、これらの費用は一般的に売主が負担します。測量だけで数十万円の出費が必要となるため、売却益が少ない物件では大きな負担です。
測量を省略するメリットとデメリット比較
測量を省略することには、費用面以外にもメリットとデメリットがあります。
メリット①:測量費用30〜80万円を節約できる
メリット②:確定測量に必要な1〜3か月の期間を短縮できる
メリット③:隣地所有者との立会い調整が不要になる
デメリット①:公簿面積と実測面積に差がある場合、査定額に影響する可能性がある
デメリット②:境界未確定のリスク分として、買取価格が5〜15%程度低くなるケースがある
ただし、測量費用を差し引くと、トータルでの手取り額は測量なしの買取のほうが有利になることも珍しくありません。2026年の札幌市内の査定実績でも、測量費用と価格調整額を比較して買取を選ばれるお客様が増えています。
境界トラブルのリスクと買取業者が対応できる理由
境界が未確定の不動産には特有のトラブルリスクがあります。しかし、買取業者であればこれらのリスクに対処できる理由があります。
境界未確定で起こりやすいトラブル事例
境界が確定していない不動産では、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。
隣地との越境問題:建物の屋根や樹木が境界を越えていることが売却後に判明し、撤去費用を請求される
面積の相違:登記簿面積と実際の面積が異なり、売買代金の精算でもめる
隣地所有者との紛争:境界の認識が隣地所有者と異なり、話し合いが長期化する
建築制限への影響:敷地面積が確定しないことで、建築確認申請に支障が出る
仲介での売却では、これらのリスクを売主が解消してから引き渡す必要があるため、時間も費用もかかります。
買取業者がリスクを引き受けられる背景
買取業者がこうしたリスクを引き受けられるのには、明確な理由があります。
まず、買取業者は不動産の専門家集団です。境界確定や越境解消の交渉ノウハウを社内に持っているため、一般の売主が対応するよりも効率的にトラブルを解決できます。
また、買取業者は物件を再販・活用する前提で購入します。そのため、買取価格にリスク分をあらかじめ織り込むことで、お客様からは「現状のまま」で買い取ることが可能になるのです。
当社も札幌の市街地エリアや道内各地で、境界未確定のまま買取を行い、その後自社で境界確定を実施した事例が多数ございます。当社の買取実績・会社概要はこちらからご覧いただけます。
札幌で測量なし買取が選ばれる理由|積雪期の売却事情
札幌や北海道ならではの気候条件が、測量なしの不動産買取が選ばれる大きな理由のひとつです。
積雪期は現地測量が困難で売却が遅延しやすい
札幌では例年11月から4月にかけて積雪があり、この期間は地面が雪に覆われるため現地測量が事実上困難になります。約6か月間は測量作業ができないと考えておく必要があります。
仲介で売却する場合、冬に売却を決意しても測量は春まで待たなければなりません。測量完了後に買主を探すとなると、売却完了まで半年以上かかることも珍しくないのが実情です。
2026年の札幌は、積雪量が平年並みと予測されており、冬季の測量困難は例年どおり続く見込みです。
測量不要の買取なら冬季でもスムーズに売却可能
測量なしで買取に対応できる業者であれば、積雪期でも関係なく売却を進められます。当社の場合、最短で即日査定・翌日に買取価格のご提示が可能です。
冬季に急いで売却したいケースとしては、以下のような事情が挙げられます。
相続した実家を早期に処分したい:相続税の申告期限(10か月以内)が迫っている場合
転勤が決まり年度内に売却を完了したい:春の異動に合わせて資金を確保したい場合
空き家の維持管理費を早く止めたい:冬季の除雪費や光熱費が負担になっている場合
こうした状況では、測量を待つ余裕がないことが多く、測量なしで対応できる不動産買取は有力な選択肢となります。道内では特に、JR沿線や地下鉄沿線の住宅地で冬季の買取相談が増加傾向にあります。
測量なしで不動産買取を進める流れ
実際に測量なしで買取を進める場合の具体的なステップをご紹介します。初めての方でも安心して進められるよう、流れを整理しました。
相談から売却完了までのステップ
ステップ1:無料相談・査定依頼:電話やWebフォームからお問い合わせ。測量未実施であることをお伝えください
ステップ2:現地確認・査定:当社スタッフが現地を確認し、登記簿・公図・過去の測量図などをもとに査定額を算出します
ステップ3:買取価格のご提示:最短即日〜翌日で買取価格をお伝えします。ご納得いただけない場合のお断りも自由です
ステップ4:売買契約の締結:条件にご同意いただけたら契約を締結。仲介手数料は不要です
ステップ5:決済・引渡し:契約から平均2〜4週間で決済。現金でのお支払いとなります
仲介売却の場合、売却完了まで平均3〜6か月かかるところ、買取なら最短2週間程度で完了することも可能です。
必要書類と事前に確認すべきポイント
測量なしで買取を進める際に、お客様にご用意いただく主な書類は以下のとおりです。
登記済権利証(登記識別情報):不動産の所有権を証明する書類
固定資産税納税通知書:直近のもの。物件の評価額を確認するために使用
本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカードなど
印鑑証明書・実印:契約締結時に必要
もし過去の測量図や境界に関する書類が手元にあれば、査定精度が上がりますのであわせてご提出ください。書類が見つからない場合も、当社で法務局から取得可能ですのでご安心ください。
まずはお気軽にご相談ください。無料査定のお問い合わせはこちらから受け付けております。
よくある質問
Q: 測量をしていない土地でも不動産買取で売ることはできますか?
A: はい、買取であれば測量未実施の土地でも売却可能です。買取業者は登記簿面積や公図をもとに査定を行い、境界確定のリスクも自社で引き受けます。
ただし、土地の状況によっては測量をおすすめする場合もありますので、まずは無料査定でご相談ください。
Q: 測量なしで売却する場合、売却価格はどのくらい下がりますか?
A: 一般的に、測量なしの場合は境界リスク分として買取価格が5〜15%程度低くなる傾向があります。
ただし、測量費用30〜80万円を負担せずに済むため、トータルの手取り額ではむしろ有利になるケースもあります。個別の状況により異なりますので、査定時に詳しくご説明いたします。
Q: 境界が確定していない不動産を売るときのトラブルにはどんなものがありますか?
A: 代表的なトラブルとして、隣地との越境(建物や樹木が境界を超えている)、登記簿面積と実測面積の相違による代金精算の問題、隣地所有者との境界認識の食い違いなどがあります。
買取の場合は、これらのリスクを業者側が引き受けるため、お客様がトラブル対応に追われる心配は多くの場合ありません。
Q: 測量費用の相場はいくらで、売主と買主どちらが負担するのが一般的ですか?
A: 測量費用の相場は、現況測量で15〜25万円、確定測量で30〜80万円程度です。仲介売却では一般的に売主が負担します。
不動産買取の場合は、測量を省略して取引できるため、売主が測量費用を負担する必要がないのが大きなメリットです。
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